warnermycal cinemas ワーナー・マイカル・シネマズ

ワーナー・マイカル・シネマズ 港北ニュータウン GRAND OPEN!
上映作品案内
2007.10.25

尾崎とBOOWYがバイブルだった

最近、少しコイケの思考回路がおかしくなってましたが、自分が男であるということを忘れちゃいけない。


僕が中学生当時、地元では「男」を強調すべく、自らの制服をいかに際立たせるかを争ったものです。短ラン、長ラン、裏ボタン、ボンタン、裏地刺繍などなど・・・あらゆる角度から学生服を改造し、「強さ」をアピールしました。僕も肩パットを3枚入れ、スリー(3)タックのボンタンを穿いて、それこそガンダムのモビルスーツのような格好で花火大会とか行ったもんです。


しかし、あまり奇抜な格好をすると先輩(しかもなぜか他校)に「裏こいよ」(この場合の「裏」はどこでもよい。要は誰にも見られない状況をプレゼンするぜ、という意味)と言われてしまうので微調整が必要です。


僕は基本的には定時帰宅の、猫が大好きな、ケンカもできない(母にも負けるし)、小公女セーラに号泣するかわいい少年だったものですから「ケンカ上等」だなんて決して言えないし言うつもりもない。でも僕にはスーパーリアル不良のタイ君(過去「レディ・レディ・レディ」参照)がなぜかいつもそばに居たので、多少飛びぬけた格好をしても大丈夫だったんですね。


駅前の「山本屋」で紫の裏ボタンと念願の4タックズボンをゲットし河川敷祭りに出かけたところ、タイ君はついに人間の限界を大幅に超えた12タック(!)と、夏なのにあえての長ラン。しかも背中には「愛するものの幸せを陰で見つめる俺の生き様」と熱い刺繍が!完全に周囲の視線を釘付け!ついでに高校生の先輩(他校)の熱い視線まで釘付け!あれは本当に大変な夏でした。


確かに「バカな思い出」ですね。タックの数にこだわり、別に見られるかどうかわからない裏ボタンの柄に何時間も悩み、それを着て街に出て、別に何があるわけではないが(緊急事態に巻き込まれることはあるけど)そのまま帰る。


それでもあの時の僕は、知らない、感動の世界に自分の体が吸い込まれていくような、全く見たことの無い新しい「僕」を毎回発見するような、おおげさに言うと「覚醒」する感動を、街を歩くたびに実感できたのです。僕はまだまだ大きくなる、という感動。


世界は広い。僕は無限大。それを「無駄」と称されることに怒りを覚え、校舎の窓ガラス割って歩き、盗んだバイクで走り出す15の夜に積木を崩すのもなんとなく理解はできます。


僕らの世界は決して狭くなく、無限に広がっている、ということを大人がまず理解したうえで真正面から向き合えば、最近起きているような残念な事件は減るのでは?ともっともらしいことを言ってみる。


「クローズゼロ」10月27日(公開) 
PHOTO






サイトポリシー